shapelism  花田設計事務所

秋田市の有限会社花田設計事務所が日常や「ものづくり」の記録をしています。

カラー画稿
今日も加藤さんと駅前へ。業者さんにも現地で相談に乗ってもらった。自分達の思考とは別にスケジュールはどんどん進行しており、関係者一同結構追い詰められてきている。

でも緊張感が心地良い・・・

久々にフォトショップを起動する。プレゼン用の画稿作成。雰囲気は伝わるだろうか?

っていうかこれだけ見て「あぁココね」って言う人はかなりのセンサーをお持ちだと思う。

あくまでも今回は建築としてのフォルムの美しさやディティールの美しさに拘っている。建築設計的なアプローチに意固地になっていると言われても否定する舌を持たないし、建築士会を通じてオーダーされたプロジェクトである以上、間違った方向では無い。と信じている。

古典的な物とモダンな物の境目は実際は無いんだ。と言う我々の考えが伝われば本懐である。今週中にはプレゼンがある。なんとか説得して実現したい・・・個人的な話ではあるがこれ以外のアプローチはすでに沢山の実績がある。悪いとは言わないがデザイン的なアプローチは自分も含めほとんど見た事が無い。残念だけれども。

あくまでも今回のプロジェクトは実証実験だけに実験的な試みだと理解されても良い。出来上がった物で評価してもらうべきだと考えている。
杉の赤身の持つポテンシャルはモダンデザインに繋げられると思っているが実践した事が無い。良い機会だと思う。

(秋田杉の使い方には頑強な既得なスタイルが存在しているのが気に入らない。古典的な使用方法だけでは本当の意味での普及は望めないと思うのだが・・・闘いは続く)

実際、使い方次第では凍害も発生しない木造外部エレメントに存在する問題点は定期的な「メンテナンスをする覚悟」だけだと思っている。中々理解されないが凍害でボソボソになったサイディング外壁のメンテは辛いし結構お金もかかる。
どうせ貼りっ放しでは維持出来ないのだから、覚悟と知恵の問題でしかないと思っている。

それに有り余る程の価値が木造外壁に見出せるか?・・・これこそ建て主の好みの話として片付けられると思うのだが。


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