shapelism  花田設計事務所

秋田市の有限会社花田設計事務所が日常や「ものづくり」の記録をしています。

MS-HOUSEオープンハウスのお知らせ

第3回 未来をのぞく住宅展 イン秋田。無事に終了出来ました。沢山のご来場のお客様。建築家の皆さん。スタッフの皆さん、わざわざお尋ね頂いた親戚、友人の皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました。

今回もハナダ夫婦には良い出会いが沢山ありました。建築家達のパネルや模型を見て「こんなのが秋田で建つんですか?」と言う問いを何回も受けました。もちろん「望めば十二分に可能ですよ」とお答えしていますが「高いんでしょ」とか「私達には無理」と言う方も多いのが正直な所です。

全然違います。正直普通の家を建てるのと同じ困難が待っているだけです!あくまでも同じ困難です。


サプライヤー側から出ている制約に基本的に諦めてしまっているユーザーが多いのには驚きます。結局現在、建築業界が冷え込んでいる理由の一つには「提供側が夢を見せてこなかったから」と言う事を自覚しなければいかんな。と思った次第です。

高いとかそんな事は個人の価値観です。その暮らしを望むのか?の方がずっと大事なんですがそこを話さない。秋田は土地が安いから建物は無駄があって良い・・・果たしてそうでしょうか?

一坪無駄を減らせばどれ程の事が出来るか?我々の存在価値を理解出来る方にはご理解頂けました。嬉しい瞬間ですね。


今回のイベントでは印象的な話しをしていった既に家をお持ちでリフォームの相談に見えたお客さんが何人かいらっしゃいました。そもそも建てた業者さんとの関係構築が全く無い。そして「夢見た事を適える私達の苦労ってその程度なんですか?」

気の毒に・・・正直愕然としました。

私の建物はメンテナンス性なんかにも配慮しています。故になかなか大胆なディティールを施す事は出来ません。コストの問題もあるし・・・住む以上、生活する以上デザインだけでまとめてしまう危うさのギリギリの部分で家創りをしています。そんな建物でも上記のセリフ・・・業者の贖罪ですね。



我々建設関係従事者は「夢を作る商売」だと言う事を今後は少し強調して行こうと思いました。

いやそもそも当たり前の事だと思っていたのでそんな事わざわざ言う必要は無いと思っていたんですが結構違う様ですから・・・




閑話休題

kentさてイベント初日の夜は恒例の懇親会がありまして、旧交を深めつつ好き物同士ですから呑む呑む。

偶然ですが飲み屋で誕生日(12時)を迎えた私の為にシャンパンを抜いて「カンパーイ!」なんて言うサプライズもあったり・・・スタジオの皆さんありがとう!


未来の夢やら建築ネタがツマミですので人にはあまり見せられない姿ではありますが・・・・今回は二日目の夜にもあり(私は所用で欠席)それはそれは盛り上がったそうです。

ただし翌日が辛いんだなぁ。


成果の見え難いイベントですが、昨夜は青森で知り合った建主さんからメールを頂き元気付けられて一瞬疲れが飛んでみたり・・・

仙台駅前今日はイベント疲れの体を引きずって仙台へ。キツイですねぇ。
今週はこのまま週末まで全速力。来週月曜日も仙台。

優雅なフリをしていますが水鳥の水面下みたいな状態です。




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