shapelism  花田設計事務所

秋田市の有限会社花田設計事務所が日常や「ものづくり」の記録をしています。

ご無沙汰しております。

久方ぶりの更新がコレか・・・と絶句しないで下さい。

振込み詐欺の現場を体験してしまいました。なんと言う事でしょう・・・

かなり巧妙で被害者(寸前)の方はオカシイ!と指摘する私を変な目で見る程、犯人を信用していました。

まぁ息子のふりしているんですから当然でしょうがね。


事の経緯をお話すると、4日程前に被害者(寸前)さんが息子から「携帯の番号が変わった」と電話を受けた事からスタートします。

「声がおかしい」と思う前に「風邪をひいた」と申告し、ガラガラ声の違和感を除去。さしずめ準備完了と言った所か・・・

そして何事も無く過ぎる日々。

そして今日、携帯から電話。「保証人になった案件が不良債権化している」と電話。金はあるんだけどとりあえず振り込んでおいてくれないか?と電話。金額は微妙な150万と言う金額。
なんと言っても被害者的にはすでに息子な訳です。電話は昼休みを狙う事で、会社等への連絡をし難い状況作りが絶妙。

そして債権者が会社に来ると言っている。自分の会社の立場が悪くなるので困る。とまくし立てる・・・まぁ大抵ここで落ちるんでしょうねぇ。



この被害者(寸前)さん。
この段階で故あって私に電話してきて相談。へそ曲がりな上に法律の知識もそれなり・・・そしてそういう不正がキライな私。

電話に出て息子(ニセ)にその債権者に対しての対応方法をレクチャー。どうも反応が鈍いのと、風邪をひいていようがなんだろうが喋り方が違わないか?・・・なんて思いながらとりあえず息子(ニセ)に行動を伴う対応を指示して電話を切る。

この段階で私的には完全に疑っている訳ですが、あせった犯人。再度電話をしてきて私のアドバイスはほとんど効果が無く、振り込んだ方が良いと役所の人にアドバイスを受けたと被害者(寸前)に説明・・・・

私はメモ帳に「振込み口座を聞け」と指示。しかしながら振り込む気になった人以外には話せない(だろうねぇ。すぐ解約しなきゃいけないし)為か「調べないと判らない」とかのらりくらり・・・・


コイツ・・・腐ってるぜ。だいたい今時の役所がそんな対応するわきゃ無い。


再度電話にでて一寸話し込む。すべてが確信に変わった段階で「ところでお前の誕生日って何時だったっけ?」

「フッ」と笑って「今はそれどころじゃ無いでしょう」と説教を垂れる犯人。


「それじゃあハナシはお終いだ」と電話を切ると同時に警察に電話。そして4日前にメモリーから消してしまった息子の前の電話番号を探してtel・・・風邪なんてひいていない息子が電話に出てお終い・・・


それにしても巧妙。シチュエーションをしっかり作りこんで進めていく事で信頼感の獲得に成功しています。しかし所詮は振込み詐欺。
老人を騙すとは本当に畜生の仕業。警察の方にも「早く捕まえてくれ」と言ったら移動電話の上、どんどん巧妙になっているので非常に難しいとの事。県内にも多数の被害者がいるそうです。

携帯電話会社は結果的に犯罪を助けている事を自覚して早くこんな事の出来ない機種をリリースして下さい。

本当に最低です。こんなの。



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