shapelism  花田設計事務所

秋田市の有限会社花田設計事務所が日常や「ものづくり」の記録をしています。

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今計画をはじめるプロジェクト達が実際に建ってコンクールやら各種メディアに登場して皆様の目に触れるまでって単純計算で2年位掛かります。

例えば基本計画+設計アップで長くて1年。土地探しを一緒にやってるともっと掛かります。業者さんとの金額調整に1〜2ヶ月。施工に5〜6ヶ月。オープンハウスやって引っ越して頂き、家財が片付くのに3ヶ月、その間に残工事やら外構やら・・・。良い季節、良い天気を狙って竣工写真を撮って一応終了になる訳です。確かに2年!

クライアントさん達とは時間軸が若干ずれているのはご勘弁を。
花田(順)は現在44歳。家によっていろいろな差が生じているのは当然ですが、現在計画している物は単純に46歳頃に皆さんの目に触れる事になる訳です。

逆に言うと今は二年前の私達に触れているとも言える訳です。単純に瞬間的に手抜きをしたら2年後にはその手抜きを自身が目の当たりにすることになります。
図面が間違っていたり、現場で訂正、修正する事は可能ですし、日々やってはいますが、そういう事ではありません。少なくとも技術的な問題は克服してしまえます。施工者も存在しますしね。



対応面の話を設計者の職能の主と捉えてしまうと施工者は立場をうしない良い結果にはつながりません。
正しくクライアントご自身も理解していなければ良い結果が得られる訳は無いというのは御理解頂けるでしょう。

誰がこんな業界を創ってしまったのか?クレームを無くしたい業者側の論理が施主の不理解をも飲み込んだ形なのが現在の姿です。血の通わないキーワードビジネス。(今なら断熱や耐震でしょうかね?)そしてクレームの状況は変わらない。
大切なのは各者の正しい責任分担の理解であり、それらを業者に丸投げしてしまうクライアント自身がこの血の通わないシーンを作ってしまっている現状は理解しなければなりません。

そしてここが理解出来ていない施工者に対して私達は現場で吼えまくる訳ですが理解と行動(職能)が伴わないケースもあります。気付いたら弊社の現場は定年越えのベテラン大工さんばかりになってしまいました。将来に大きく不安を感じていますがそれはまたの機会にします。

施工者と設計者(全員では無いでしょうが)との間にはプロとして捉えるべきマインドにこれほどの差が生じていますし職能を考えれば当然だと言える訳です。当然ながら良い建物が手放しで建つ訳が無い。三者の集合体なのだから・・・・ま!これもまた機会があれば・・・



もちろん各人の調整やアテンドも私達の重要な職務な訳ですが、それも置いといてとにかく設け計るという行為には常にこの様なリスクや責任がある訳です。これは私達にとって非常に怖い事です。

今日、疲れているから・・・具合が悪かったから・・・面倒くさいから・・・

それを2年後に自身の建築に気付かされるのは真っ平ゴメンです。故に理想の一本の線を求めてきっちりと一歩一歩前に進んでいます。キザですねw



年末で付帯業務がスケジュール通り進まなくなると毎年の様にこの様な事を思いますし、過去にも書いているかもしれません。
現在計画している建築は3件、計画案は沢山出来ていますが、クライアントに提案すべき物にどうしても到達できないで足踏みしているのが1件。今年最後の苦しみを乗り越えて良い年の瀬にしたいですね。


それではまた・・・・



良いクリスマスをお過ごし下さい。


(有)花田設計事務所 代表取締役 花田  順





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