shapelism  花田設計事務所

秋田市の有限会社花田設計事務所が日常や「ものづくり」の記録をしています。

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暑いですね。今日は能代で現場の確認とクライアントにも参加していただいて色決めの打ち合わせ。

とにかく圧倒的な信頼を寄せていただいているのでかえってプレッシャーな訳です。

明快な色に対するコンセプトはお互い練り上げておりましたのでビックリするくらい早く決定。
いつも言う事ですが色決めを上手に手早くするのは各仕上げに対するニュアンスを共有することです。

床はグロスで反射がある材料が綺麗。
壁は清潔感のある白でも若干オフホワイトに振れてなおかつパッと見は白で。
塗装は壁のニュアンスを引き継いで開口部につなげる様に・・・

と言ったニュアンスが共有されているとあとは色決めにおけるセオリーにしたがって進めていくだけでほぼ機械的に決まりますし、出来上がって「あらら・・・」みたいなことならずに済みます。



ここで変に自分らしさとか個性みたいなのを追求する事自体は悪いことだとは思いませんが色彩感覚は7割が才能で残り3割が勉強や努力によって補われるモノです。
私達が才能に溢れている訳ではありませんが経験値と少なくとも残り3割分のトレーニングはつんでいます。よく聞くポイントカラーであったり差し色も結局はベースあっての物。日常的に色決めを行っている私達は差し色によってベースカラーまで考えが及びますが自身の家だったり建物の場合は肩に力も入りますので中々その様には行かないのが現実の様です。

せっかく自分の建築なのだから・・・と言うのはよく聞く話ですが盲目的になって狙い目をはずしては元の木阿弥です。カラーコーディネーションはクライアントが関与しやすい部分ではありますがミスしやすい部分でもあります。今から色決めをしようとしている方達は御注意くださいね。




さてニュアンスの共有が済んでいたのであっさり決まった色達ですがクライアントがお帰りになってからは大工さんと塗装屋さん、家具屋さん、建具屋さん、そして私とプロ同士でもっと細かいニュアンスについての情報共有をします。私達が単純に色として選択したモノでも各工種色々な技や情報をお持ちな訳で彼らからの提案も貴重な情報になります。

たとえば選択した色に極僅かに黒を混ぜた方が出来上がった時は私達が話しているニュアンスに近い・・・みたいな現場で働くプロじゃなければ分からない世界があるんです。互いの思いをキチンと共有できてこそ・・・な事。

暑いけど打ち合わせ項目は多岐に渡りますのでなかなか帰してもらえない訳ですが、とても勉強になりました。職人さんの追い込み方はすごいです。こういう職人さん達に出会う事って少なくなりました。寂しいですが・・・良い職方に恵まれて現場は順調に進んでいます。


それではまた・・・・・













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