shapelism  花田設計事務所

秋田市の有限会社花田設計事務所が日常や「ものづくり」の記録をしています。

8月15日です。私達にとっては特別な日。

今更戦争について私が話す事は必要無いでしょう。侵略だったのかとかそんなのは諸説あり過ぎでわからない。

というより今の他国からの圧力や新自由主義的な経済動向。祖先からの血に従順であろうとする国の代表によるプロパガンダ等々を見るにつけ、戦争は結果でしかなく、当時も今も見え方は様々なんだろうことは容易に想像がつくわけです。

敗戦国である以上、敗戦した事実のみが結果でありそこにはひとつの創造性も存在しない。これだけ時間が経ってもそれだけは変わらない。

事実がどうあれそういう事だ。と言うことに戦後復興に身を捧げた諸先輩達は気付いていたのでは無いか?
その結果が日本の繁栄であり経済戦争に勝って来た原動力だったのだろうと言うのもやはり容易に想像が出来るわけです。

今の日本はどうなんでしょう?各々の職域に干渉し、高低平準化を図る事で富の再分配をしようとした結果、基幹技術は大企業や企業家の下に集約され、責任分解点ばかりを考えリスクマネジメントに忙殺され責任の所在はかえってわかり辛くなりました。創造性の欠如甚だしい。


労働者人口の減少により、これは今後ボディブローの様に効いてくるのでしょうね。ただ高いとかそんなのでは無いです。

大企業や資本家だってもはや己個人の力だけで物事を決定する事は出来ません。
つまり金が生き物の様に人間を操り始めている、そんな時代を今の私達は生きているわけです。

私達の様な創造性を求められる事務所はこんな時代にあっても建築に対し
剥き身で対峙する以外は無いわけで、設計した物を実現する為にリスクヘッジでガチガチになっている企業を避けたり、時には斬り込んだりしています。正直避けたいですし、創造性溢れるパートナー企業がいくつもありますのではっきり時間の無駄なのも分かってますが…まぁこれは仕方ない。

クライアントの中にも剥き身で世の中と対峙している方がたくさんいらっしゃいます。未来を創り出す為の責任の取り方に向かい合い、リスクも含めて背負われている。もちろん最低限のリスクヘッジはしながらです。

やはり責任感の欠如はこの世界を助長する事に等しい。

決定としての戦争、結果としての敗戦。どっちでも良いですがこの日を迎え、先祖や英霊の魂に何かを捧げるのだとするならば、後進としてより創造性ある未来を創りだす事に尽きる!と思う訳です。

それではまた…


合掌

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