shapelism  花田設計事務所

秋田市の有限会社花田設計事務所が日常や「ものづくり」の記録をしています。

わかオーラルヘルスケアクリニックが開院して一周年を迎えました。

私は金沢で学会出席中でしたが先生から記念写真を送っていただきました。

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開院前に先生に半分冗談でスタッフ全員でアルマゲドンみたいな写真を撮って飾りましょうとお話ししていました。女性だけのクリニックの船出は陽気な感じよりは使命感を感じさせた方がインパクトがある!と勝手に踏んでた訳ですが、そんな私達の矮小なイメージをさらりとかわして全員が爽やかな笑顔の写真を撮影されて開院。

先生も含め私達の心配をよそにクリニックは実に順調に推移しておりまして今年は少し軽やかでカラフルな写真です。使命感を感じさせるような写真ではありませんが楽しんでこんな写真を撮っちゃう先生もスタッフの皆様もすごいですし、すでに威風堂々たる貫禄すら感じます。

もっともこういうアドバイスに真剣に取り組む素養と人の意見を咀嚼しながらも取り入れていけるキャパシティがある方々の建築も人生も果ては商売も上手く行かない訳はないのですが…あくまでも経験上です。


場当たり的で芯の無い方々がトラブルメーカーだったりするのが世の常。そこに権利を植え付けた事で世の中は混沌としているように感じますが、そこに蜜が無いのもれき然たる事実じゃないでしょうか?


今週は3組の方から新たに仕事のオファーをいただきました。
まだどうなるかは分かりませんが皆さんに上記のようなお話しをさせていただきました。御理解、御賛同いただける方が私達のクライアントなのだと信じますし、恐らく私達もそれを的確に伝える術がだんだん身についてきたのだと思います。

設計監理の報酬は法律で定義されています。業務内でやらなければならない項目も法文化されています。
逆に言うとそれらをキチンとやってさえいれば、経験則に基づいたアドバイスや指南、デザインだって法律で定められた業務外の部分だとも言えます。サービスの部分です。

では何故私達はアドバイスや指南、むろんデザインを行うのか?お金にもならないのに?

…自分達の優位性を堅持したい?

それもあるでしょう。

…デザイナー、あるいは建築家として認められたい?

これも当然。


しかしこんなものが簡単に堅持出来たり、認められるのをノンビリ待つほど私達は余裕があるわけでも無いのです。
社会が簡単にそれを認知することも無い。

何より大切なのはクライアントの気持ちや希望にどう応えて行くか?どうやってクライアントを幸せにするか?この部分がアドバイスや指南、デザインの本懐ですし、私達が道義的責任において惜しみなく注力する義務を負うべき部分な訳です。

その部分を形にするには私達の努力のみでは成立しません。大工さん、監督さんの協力はもちろん、施主さんだって施主力を発揮しなければならない。

建築が総合芸術であり、コミュニケーションアートに位置付けられているのはまさにこの辺なんじゃないのかな?

理解者に突き動かされる形で私達は自ら望んで火中に飛び込み、そのサービスを行っているのです。

文書にするとかなりチープですけどね。

それではまた…





…施主力については私達のarchitect fact book 2015の中でそのことに気付かせていただいた施主さんとの対談をしておりまして、その中で詳しく紹介しております。発送もしておりますので御希望の方はメールにてお問い合わせくださいませ^_^














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