shapelism  花田設計事務所

秋田市の有限会社花田設計事務所が日常や「ものづくり」の記録をしています。

環境省報道発表資料 平成17年10月25日 環境税の具体案についてe3エスコ事業は建物を見直す事によって、経費や環境負荷の削減を行います。

(何回も書いていますので見飽きたかもしれませんが書かせてください。)環境省が具体案を提示した「環境税」は弊社がお役に立つ良い機会になるのかもしれません。

京都議定書での目標値は-6%。達成は非常に難しく、批准するために設けたのが環境税です。必要条件を満たせない罰則みたいな物ですね。

使えば使うだけ・・・・です。

補足ですがガソリンや灯油は高騰を考慮して当面は徴収対象にならないそうです。業務用で燃料を大量消費する業種は今から燃費向上の方策をしておかないと、来るべき時には収益への影響はかなり大きいですね。

さて何故弊社がお役に立つか車に例えて言うと、e3エスコ事業では建物の燃費を改善する事が可能だからです。
燃料費の削減と同時に環境税も削減できる訳です。当然温室効果ガスの発生を減らす事にもなりますから環境への貢献度も高いと複合的なメリットがあるんです。

例えば・・・・



丁度実稼動から1ヶ月が経過した田沢湖の温泉旅館「ロッジアイリス」様の削減報告経過を電話で連絡していただきましたので、実例として報告したいと思います。

当該業務での弊社が削減対象としたエネルギーはLPGと水道料金です。(まだ水道料金の削減具合は聞いてません。環境税のハナシなのでとりあえずLPGで・・・)

設備改善を行った事で弊社が想定したのが使用量の31%削減(年間で約231万)最盛期で月間80万超(1月)のLPG代金を支払った事もあります。
当該施設の10月のLPG使用料金は・・・・約30万!!でした。

まだ最盛期ではありませんので使用量もピーク時に比較して低いのですがそれでも当月の削減想定金額(35万)以上の削減を実現しています。旅館スタッフの協力にも感謝致します。

約231万円のガスとは単価65円/kgで計算すると35,384kgに相当します。
LPガス1kg当たりの環境税は1.96円。

つまり  1.96×35,384=69,355円(年額) 

もし適切な燃費改善を行わなければ環境税導入時にこれだけの金額が本当に無駄に徴収される事になったんです・・・・たかが7万円?私は深刻な金額だと考えます。
毎年のライフサイクルコストです。大金ですね。



何よりも環境意識の高さからe3エスコを選択いただいた事で温室効果ガスの発生を年間106tも抑える事が出来ました。
エネルギーロスを無くした事で泉質が向上した。なんていう副産物まで・・・機会があれば是非お尋ねいただきたいと思います。

算定根拠:35,384kg×3.0065Kg-CO2(排出ガス係数)=106,381kg≒106t
(環境庁「総排出量算定方法ガイドライン」による)


単純に言うと31%削減が出来た訳ですが、トン単位に換算すると感じはずいぶん違います。環境負荷が意外と大きい事。そして改善する事でその貢献度の大きさが実感いただけましたでしょうか?

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