shapelism  花田設計事務所

秋田市の有限会社花田設計事務所が日常や「ものづくり」の記録をしています。

ビフォーアフターっていうテレビがあります。
リフォームエンターテイメント番組ですね。リフォームの現場では必ず
「あれって安いですね」って言われます。我々業者から見てもとても実現出来ない価格が提示されています。
匠と呼ばれ出演した建築家の話を人伝に聞いたのはあれはドラマでもあり、スポンサーサイドから提供された建材や什器を使用しているし、設計士も業者も採算度外視で作り上げているとの事。エンターティメントですから良いと思います。広告宣伝にもなるでしょうし・・・

問題は実際のシーンにあれを持ち込む方がごくたまにいらっしゃる事。正直ちょっと困ります。応募して匠に何とかしてもらっては如何でしょうか?


テレビって怖いなぁと思っていたら、先日友人のお医者さんと呑んでる時に似たような事を言ってました。この食べ物は体に良い。ってヤツです。
お医者さん曰く「過ぎたるは及ばざるが如し」だそうで、実はデメリットを決して放送しない事が医学界では結構大きい問題になっているそうです。
一番の問題は医学界から継承を促そうとしてもマスコミの協力が得られない事だそうで・・・

もはや社会構造の核になりつつあるマスコミ。送り手側の姿勢はもう少し問われても良いのかも知れませんね。


コレを聞いて先日、仲間達と話したのが建築も表層的な勉強をしている人は増えたが、手強い施主は減ってきているなぁ。と言う事。
優れたデザインや安全。安心は欲するがその理由付けが「本にそう書いてあった」「テレビで見た」

弊社ではデザインも安全もメリット、デメリット。法律の場合は何故そういう法があるのか?という事をしっかりご説明します。面倒になって連絡が途絶える方もいらっしゃいますが、この方が深く。お互いを理解しあえると勝手に思っています。
弊社にご依頼いただける方は事業完了時には結構なセミプロになっていたり・・・なによりもその「送り手側の姿勢」に共感し、私どものファンになっていただけるのは嬉しい事です。
もう一つ大きいメリットがクレーム。クレームらしいクレームってここ何年も無いですね。気付いて無いだけかもしれませんがwww


上記の例が示すように、自己責任能力を問われる時代です。何でもお膳に乗って行くととんでも無い事に巻き込まれるかもしれません。悪質リフォームなんかも同列。情報過多の時代です。熟考する習慣を持たないと恐いですね。

ホント。牛乳は飲んだほうが良いのか?悪いのか?未だに判んないんですが・・・

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