shapelism  花田設計事務所

秋田市の有限会社花田設計事務所が日常や「ものづくり」の記録をしています。

今日は住宅建築に悩める施主さん(まだなってないか)を二手にご案内。

二手の森のガレージハウスとburari邸はコンセプト先行の非常に「振れた」建物ですので、最初に見ていただくことが多いです。しかも似て非なる2棟というのも興味深い所です。

その振り切れ具合は中々真似できませんが、注文住宅とはそもそも「それ位、自由!」な物だ。と体で理解して頂かないと、我々の存在意義が・・・もちろんその上で規格型の物を選ぶのはすごく意味を持つと考えています。

コンセプトを明確化する。結構出来ない事です。

建物の良し悪しを決める重要なエレメントなんですが・・・
(テレビでフィフスエレメントを見たからではないです。リックベッソン好きではありますが)



昨日は新築建物の基礎の瑕疵について相談を受けました。(弁護士の様です)市内ではかなり上位の工務店のトラブルです。コレは今後どのような進展をするのか判りませんので詳細は書けません。
かなりしょうも無い瑕疵なんですが内容は深刻。1番の問題はその瑕疵の重要性を工務店が全く理解してない事だと結論付けて来ました。

せっかく新築した家でそんな問題を起こした施主さんの苦しい叫びはうるさい注文にしか聞こえていない様です。悲しいですね。

因みにこの施主さんも上記2棟にかなり関心を持っていました。一見してコンセプトを完全に読み取っていたのには驚かされました。
結局施主の方がバランス感覚が研ぎ澄まされているなぁ・・と。建設従事者は時に技術偏重になりがちですが、同時にソフトの提供者であることを忘れてはいかんなと。もっともハードすらキッチリ理解していないのがトラブルの原因なんですが。大手だけに驚いています。

施主の想いを形にする。容易い事ではないです。

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