shapelism  花田設計事務所

秋田市の有限会社花田設計事務所が日常や「ものづくり」の記録をしています。

今日は休日でしたが現場は稼働中。朝一番で監督さんと細部の打ち合わせで現場へ。

南側


フレームが立ち上がりサッシが取り付けられ始めています。狙い通り気持ちの良いルーフデッキが出現して来ました。前に見える通りを200メートル位まっすぐ行くと私の実家があったりしますwまぁどうでも良いですねww

この場に立つとこのルーフデッキで楽しく酒を酌み交わす絵が浮かんできます・・・

はい!もちろん幻覚ですw



東側


そして東側のサッシ開口からは太平山を望む事ができます。大判のサッシをハイサイドに取り付けてサッシ中央より僅かに下に稜線が見えるのがポイントで、クレセントの位置が高くなってしまいますので多少使い辛いとか問題が無い訳ではありませんがこの景色に代える事は決して出来ないと思う訳です。

座ってしまえば空しか見えなくなると言うのも都市生活では得がたい快楽性です。高い建物の無い地方都市の良さでもあります。

太平山の上空はその後の秋田市の空模様を映す鏡の様なモノです。気象予報士に頼るよりも正確だと思います。
朝、窓の外を覗いて天候を予想出来る!というのは人間的でとても豊かな事だと考えた訳です。この辺は私達が泉に15年も住んでいるからこそ知り得る部分かもしれませんね。

固定概念を一寸捨てるだけで得られるモノは大きいといつも感じています。がんじがらめになっている人を見ると気の毒に思います。まぁこんなの工夫でもなんでもありませんが生活ってこんな事から変わっていくと実感している訳です。

自然と共に暮らす!みたいなセンテンスだけが先行している現在の住宅シーンですが太陽光パネルなんかよりもこういう事が先行するのが正しいと信じます。だいたいあれってまだまだ進化する技術ですから慌てて導入したって・・・腹黒い業界の闇も見えまくってますしね。

テクノロジーの上にだけ立つエコロジーなんて本末転倒。昔から当たり前に行われてきた事を正しくアップトゥデイトしていく事。当時のウィークポイントに最新の技術を持ち込む事。

時間を掛けて続けてこれた事だからこそ普遍的な信憑性を持つ!と言うのは言い過ぎかも知れませんが先人の知恵に学ばずに技術力と経済力だけでそれらをクリアしてきた文明は原発事故で完全に否定された訳で付和雷同に流されずに持続性のある未来志向の建築を考えていく事こそがこれからの建築の価値だと思う訳です。


それではまた・・・・



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