shapelism  花田設計事務所

秋田市の有限会社花田設計事務所が日常や「ものづくり」の記録をしています。

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川尻の住宅。建て方が進んでいます。

予算がありますから面積に対してのせめぎ合いが必ずおこります。この現場では敷地面積の制約もあってなかなかタフな計画のやり取りをしました。

基礎が打ち上がり、躯体が立ち上がりクライアントの印象は大分変わったようです。


…結構大きいですね。

毎度面白いなと思うのですが、図面や基礎の段階では大抵の方がイメージよりも建物を小さく感じるようです。随分昔、今となっては互いに笑い話ですが現場でクライアントに凄い剣幕で怒られたこともありました。

その方も上棟した建物を見てご納得いただきましたがこれって結構難しい。

こんなこともありました。我々のアドバイスに耳を傾けずに自分の感覚のみで面積を設定し、その面積の確保のために内外装を犠牲にし出来上がった家を見て…


…9割位でも十分だった。


ネタじゃないですよ。本当にあった話です。サイズ感はまさに鍛錬そのもので私達は更にそれを視覚的にもコントロールします。
これは多分にテクニカルな部分のお話ですのでモデル化しにくいのですが従来型の間取りを積んでいくプラン手法では到底到達出来るものではありません。住み手主体で考えていくと大工さん達にとっては作りやすい家にもなりません。

当たり前と言えば当たり前。施工の都合と施主の都合が重なる訳がないのは当然だと考えます。


これは以前にも書きましたね。ディテールのタイミングってヤツでこの辺を感じられる感性のある方が家を持つには我々のような職種が関与しなければ現在では実現不可能だと冷静に思います。

とにかく小さくても広く使えて広く感じられる家を作るべく我々はじめ、施主さんももちろん施工者様の御協力もいただきながら作っています。

いや、今年も作ることが出来ましたかな?


本当にクライアントをはじめ施工者様、プロジェクトに関わっていただいた皆様に感謝申し上げます。

おかげさまを持ちまして現在も楽しく愉快に多忙を極めております。


来年もますますの発展と充実した一年にすべく努力してまいりますのでよろしくお願いします。




さて花田設計事務所は明日より1月3日まで冬季休暇とさせていただきます。4日からは通常業務となります。

来年もよろしく御愛顧の程、よろしくお願いします。



有限会社花田設計事務所一同 拝



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